海をバックに一人の女性の横顔のシルエット。

その影からはなにも、気持ちはくみ取れない。

じっと見ているとなぜか不思議な気分になる。

その女性を知っているような、かつて見た景色、もしくは、これから見る景色。

女性は、わたしであり、わたしはあなたである。

女性は、知り合いであり、女性は、未来に出会う誰かである。

混沌の影。海が反対にきらめきを帯びている。

そのとき、風がふく。女性の髪は静かになびく。

太陽はどこまでも光を包み込む。

何か聞こえたような気がする・・・。

波の音？

この写真は不思議な写真です。

いつでも同じ景色を見せてくれるわけではありません。

その代わり、あなたに「どこかから」のメッセージや、アイディアや、ぼーっとできる時間をあたえてくれるかもしれません。

特殊な色味が変わる紙で制作されたこの作品は、光や、角度や、感情によって全く違った顔を見せてくれるでしょう。

「なにか引っかかる」「なぜか気になる」と思った方はぜひ、この作品を近くに招き入れてください。